しかし、80年といえば、ニュー・ウェイヴの時代。トーキング・ヘッズの「リメイン・イン・ライト」やマッドネスが一世を風靡していた時代にこんな地味なアルバムが作られていたとは、ある意味スゴイです。
内容はオリジナル、カヴァー曲、トラッドと盛りだくさんで、男女混成のコーラスはどちらかと言うとトラッドっぽい。カヴァー曲はJ・ミッチェル、N・ヤング(そういえば2人ともカナダ人)、R・トンプソンなど・・・、珍しいところではデビッド・ボウイの”Space Oddety”をカヴァーしています。2曲のオリジナル曲も憂いをふくんだメロディとコーラスが最高なのですが、あまりに地味でこんなものまで再発か、という時代にもCD化は難しそうです。