2013年10月5日土曜日

レコード棚の隅っこから①


















Alexander Spence:OAR


元Moby Grape(と言っても、このグループ自体よく知らない)のAlexander Spenceの1stで唯一のレコード。68年当時は700枚しか売れなかったとか・・・。その88年の再発盤。しかし1、2回聴いたきりでお蔵入り、なかなかキツかった記憶しかない。では、なぜ買ったのか。記憶も曖昧だが、きっとSyd Barretを引き合いに出して語られていたからでしょう。
改めて今回聴き直してみると、1曲目ファルセット気味に歌う曲は、まあ普通にサイケっぽいが、2曲目から急にヘナチョコになる。そんなに低く歌わなくてもいいんじゃないか、と思うくらい音程も怪しくなりだす。アシッド・フォークの名盤というふれこみだけど、いま聴くとずいぶんとカントリーっぽいも曲も多い。能天気なようで暗い、不安定なメロディがクセになりそうだなぁ。売ろうと思ったけど、やめよう。