2013年4月22日月曜日

前川千帆「版画 浴泉譜」















元々は各地の温泉場の情景を七寸×七寸の木版多色刷りを収めた限定豪華本らしい。
その大画集を単色、縮小したのが廉価版ともいうべき龍星閣版の「版画 浴泉譜」という訳らしい。絵が1/3に縮小されて、色刷りが4枚しかないのが残念。とは言うものの箱付き、布張りという豪華さ。本書あとがきにあるように赤字覚悟の仕事だったのか。昭和29年の定価600円って今の価値でいうと、いくらくらいなのだろうか。
 温泉場の一発目はわが北海道、洞爺湖。日本全国の温泉場の風景は、ほのぼのとしていて何度観ても見飽きない。