2012年12月16日日曜日

海炭市叙景

映画の影響で復刊されたようだが、前に読もうと思った時はなかなか手に入らず、図書館で借りて読んだ。強烈に覚えているのは兄妹の話だ。加瀬亮がその兄の役と勝手に思い込んでいたが、いけ好かないプロパンの販売店の社長役。こんな嫌な役柄でもピッタリだった。当然ながら、それぞれのストーリーは原作とは微妙に違っている。他に竹原ピストル(例の兄役)、小林薫となかなかの配役。北国の冬の空気感と港町の湿った雰囲気がすごく良く出ていたと思う。
ただ、152分はちょっと長尺です。







音楽が良かったと思ったらジム・オルークじゃないですか。残念ながらサントラは発売されていないようだ。しょうがないので昔のアルバムをひっぱり出してきて聴いた。
いやぁ、このジャケットはすごいな。