2013年9月11日水曜日

太田裕美:12ページの詩集

実家の整理をしていて次に出て来たのは大量の太田裕美のLPだ。兄の持ち物だったが、自分もよくこっそり聴いていた。
「12ページの詩集」。なかでも「君と歩いた青春」、高校生の時に夢中で聴いた。こんな経験もないのに、ありもしない嘘の記憶が鮮やかに蘇って、主人公になりきってウルッときたものだ。太田裕美の舌足らずで憂いをおびた甘えた歌声に、いま聴いてもグッとくる。でも、いま聴けば何とも儚い男の幻想だよ、正やん・・・。
いま見ると片面に紙がサンドされた贅沢な内袋だ。昔の国内盤はこうだった。そのうち輸入盤や中古盤を買うようになると内袋どころか、いきなりレコードが入っていて、そのために買った大量の内袋が手付かずのまま大量に残っている。